埼玉県の建築塗装は田口塗装、施工事例32。
田口塗装の住宅塗装、職人の仕事ぶりは塗装現場が語ります。見れば分かる責任塗装。
事例集1 >> 施工事例32

こちらのお宅も、格安塗装(手抜き塗装)の被害に遭われました。やはり塗装一式◯◯万円のセット価格営業でした。そればかりか、3年ごとのお手入れ(塗り直し)がセットなのだそうです。
下地調整はいい加減、下塗りもしていないので、3年くらいで塗装が剥がれてしまいます。そのことをごまかすための手口でしょう。
当社が外壁塗装したお客様の、6年後の状況報告をご参照ください。6年経ってもまだ光沢を失っていません。きちんとした塗装工事をすれば、このように耐久性は高いのです。3年で塗り直すなど考えられないことです。
お聞きしたら、最初の塗装工事料金は、当社見積もりの半分ほどの価格だったそうです。でも3年ごとに塗り直した結果、10年後には当社価格の1.5倍になってしまいました。
施工前点検写真。外壁の色が、上と下とでのバランスが取れていません。
1階外壁と雨戸が、妙なサーモンピンク色で塗られています。有り合わせの塗料を使った?
(写真をクリックで拡大表示されます)
状況写真。塗装箇所の全てが下塗り作業をされていません。鉄部に錆び止めが塗られていないため、かなり腐食が進んでいます。
さらに、ベランダが鉄製で重く、1階屋根に相当の負担がかかっているようです。
状況写真。色あせ・チョーキング現象が進んでいます。
しかし、この色の取り合わせはどう見ても変でしょう。
こちらが完工写真です。落ち着いたシックな色合いになったと思います。
鉄製ベランダをアルミ製に交換しました。下地調整の不備により、3年前に塗り替えたとは思えない状態でした。
裏面完工写真。鉄製サイディングの下地調整の大切さが良く分かりました。セラミックシリコンにて施工しました。
雨戸状況写真。下塗りがされていない証拠ですね、塗幕の剥がれが進んでいます。画面左側も塗膜が浮いています。
外壁鉄製サイディングのチョーキング現象状況写真。このままだと塗幕が剥がれますね。
外壁状況写真。ここはすでに塗膜の剥がれが進んでいます。3年でこの剥がれ方はあり得ませんよ。
掻き落とし(外壁)状況写真。前回塗装はアクリル系塗料の為、色あせが進んでいます。セラミックシリコン(弾性)にての塗装をします。
雨戸下地調整中写真。前回のいい加減な塗装を剥がす作業が大変です。いつもより余計に手間がかかってしまいました。
この後、セラミックシリコンにて施工します。
雨戸完工写真。セラミックシリコンにて施工しました。
雨戸・シャッター完工写真。セラミックシリコンにて施工しました。
破風・軒裏状況写真。破風は塗膜が劣化してきています。
破風は塗装不可能と判断しました。防カビ材にて下塗りを入れて、ガルバリューム鋼板を張りました
破風、防カビ材施工中。
軒裏状況写真。この軒裏も腐食が進行していて、下地調整はできない状態です。
この上から塗装する意味がありませんので、大工さんを入れて交換しました。
換気扇の下、状況写真。錆の発生が進んでいます。きちんと錆び止め(エポキシ系)を塗っていないと、わずか3年でこのような状態になります。
霧除け状況写真。藻・カビの発生が見られました。とても3年前に塗装したとは思えません。
竪樋状況写真。塗幕の剥がれが進んでいます。きちんと下地調整をする必要があります。
面格子完工写真。アルミ製に交換しました。
ベランダの屋根を、ポリカ製に交換しました。

【総合報告】
格安塗装の業者が、下地調整と下塗り・中塗りを省いたり手を抜くのは、材料費を節約することもありますが、何より人件費です。1日あたりいくらの手間賃がかかりますから、作業工程を3分の1にすれば、大幅な経費節減(?)になります。実際、当社より遅く着工したのに、先に終わっていた塗装業者を見たことがあります。
とにかく、下地調整と塗料の質の大切さがよくわかった、反面教師の現場でした。
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