ベランダ防水工事のリフォーム

設計と施工、両方の瑕疵が原因で、ベランダ下の1階部屋に、漏水・浸水してしまった事例です。
建物の形状を見ると、ベランダとルーフバルコニー折衷のような形になっています。簡易な屋根を付けていますが、雨の吹き込みを防ぐことはできません。
防水・排水の点でかなり問題がある構造です。そのうえ、設計図面ではFRPでの施工となっていますが、実際は塩ビシート防水でした。
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塩ビシートに浮きが見られました。立ち上がり部を5cm程度残してカットし、立ち上がり部にはウレタン防水をお奨めします。平滑面は全面撤去して長尺シート防水施工が必要です。剥がしたシートの下地にはウレタン層を一度塗らなければなりません。

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ベランダ排水ドレン状況、丸く囲んでいる部分をドレンと呼びます。このドレンの不具合が今回の浸水の原因ではないかと考えます。端末部のコーキングに劣化や亀裂があります。
新規に改修ドレンを装着して、外側までL形に排水出来るよう工夫が必要と判断致しました。外側に露出するL形改修ドレンにはフードカバー(鋼板製)を付ける事をお奨めします。

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ベランダ床、シート防水歪み部分下地調整施工中。

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ベランダ床、シート防水歪み部分張り直し施工中。剥がれ部分をシート専用接着材にて張り直しました。

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ベランダ床、勾配の取り直し施工中。12㍉のベニヤ使用。

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ベランダ床、勾配の取り直し施工中。水を流し、勾配の確認施工中。

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ベランダ床、プライマー塗布施工中。サラセーヌP使用。

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ベランダ床、継ぎ目コーキング処理施工中。

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ベランダ床、ウレタン層塗布施工中。サラセーヌK使用。

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ベランダ床、側溝部の勾配取り施工完了。

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ベランダ床側溝部、トップコート施工中。サラセーヌT・グレー使用。

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ベランダ床、ウレタン層施工完了。この上から長尺シートを貼ります。

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ベランダ床、長尺シート施工完了。最後に水をかけて勾配の確認を致しました。

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ベランダ床、施工完了。

大雪被害のリフォーム

2月8日の大雪のため、昨年春に当社にて外壁塗装・屋根塗装されたお客様で、カーポートが破損、雨樋にも被害が出ました。当社が駆けつけて修繕と撤去作業をした様子です。
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雨樋状況、堆積した雪により雨樋が歪んでしまった状況です。
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雨樋補修施工中。受け金物を手作業にて一本ずつ直しました。勾配も確実に確認済みです。
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カーポート屋根解体。雪による影響で破損してしまいました。復旧不可能と判断をした為、今回は解体致しました。
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カーポート屋根柱の穴埋め施工中。平滑になるまでカット及び削り等を行い、最後にモルタルを用いて穴埋めまで行いました。
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不用品の処理作業中。鉄柱等を切断致しました。
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不用品の処理作業中。切断後に処分致しました。

田口塗装へお客様からの評価

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田口塗装へのお客様からのお声が、ついに100件に達しました。(公式サイトですべてご覧いただけます)
お声を拝見していると、塗装工事や塗装前の下地の修繕に対するご意見ご感想以上に、当社スタッフの評価に、筆を割いておられるお客様が多いように思えます。
技術・マナー・人柄・仕事への意欲が感じ取れる、また現場から明るい笑い声が聞こえる、といったことが書かれています。なかでも職長には、「さすがプロ」「プロ意識を感じた」というお声が寄せられています。

職長をはじめスタッフは、お客様が自分たちの仕事を見ていると意識しています。つねに真剣に仕事に取り組んでいます。技術も磨いています。これらの評価は社員の日々の努力に対するものだと、素直に感謝いたします。
仕事への励みになりますし、さらに良い仕事をしようと思う意欲にもつながります。多くのお声、ありがとうございます。

シロアリ被害と防除

内装・外装の全面リフォームをしたお客様です。(監修・施工は当社パートナー工務店様)
見積もり時は分からなかったのですが、工事準備のため内装を剥がしてみたところ、内部がシロアリの被害にあっていました。基礎の柱下部は簡単に崩れてしまう状態でした。
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全面リフォームに加え、シロアリの駆除を行いました。

こちらは、別案件の外壁塗装および屋根塗装のお客様です。塗装工事中に、シロアリによる食害を発見しました。
雨漏りとシロアリのダブルパンチで、カビ臭が充満していました。このまま見過ごすわけにはいきませんので、急遽室内リフォームも行うことになりました。
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内部の壁を剥がしてみましたら、このアリ様です。ちょっとした油断で雨漏り、シロアリの被害は起こりうることです。定期的な点検と早期防除がとても重要です。
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適正価格でなければ、家を守る塗装はできません

不成約になったお客様からのアンケートです。なんと、競合他社様より5割も高い見積もり価格とのご指摘です。
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当社のお見積りは、各塗料メーカーの設計単価、規定の塗布量・希釈率で計算した価格となります。また遮熱塗料と通常の屋根塗料の価格差は、30000円から多めに見ても50000円程度です。
当社のお見積りは、設計単価(塗料メーカーが公開しています)より、さらに30%ほど安く設定しております。実質的に通常屋根塗料と遮熱塗料の価格差はないといってよいでしょう。

仮説足場料金は標準的な単価です。当社は仮設足場の部材を所有し、足場組立等作業主任者もおりますから、自社で足場施工できます。現状は塗装の依頼が大変多く、ほとんどの仮設足場は専門業者様にお願いしています。料金に大きな変わりはありません。
作業効率と社員の安全対策のために、仮設足場はとても大切な工事です。値引きの材料にするようなことがあってはならないと考えます。こちらのお客様の声をご覧ください。遮熱塗料と足場の事についてのご感想を書かれています。

仮説足場の単価と遮熱塗料の価格差だけで、全体の見積もり価格が50%も違うということは、とうてい考えられません。同じ施工内容・施工手順で総工事費を半額にした場合、利益どころか大幅な赤字になります。他社様でも同じ条件かと思います。
仮に50%OFFの価格でお引き受けしたら、なにより職人のやる気に関わります。自らが納得する仕事はできないでしょう。当社の社員は自分の仕事に誇りを持っています。
当社の標準施工工程(ホームページの事例をご覧ください。塗装工程のすべてを公開しています)による工事でなければ、保証も付けられません。

他社様はどのようにして利益を出しているのか。見積りを拝見してないので、何とも言えないのですが、設計単価を無視した数字であることは確かです。塗装の見積もり価格について、こちらのページもご覧ください。

ことさらな安値で煽り文句ばかりの塗装会社を沢山見かけます。安い数字を見て信じたい、認めたいという気持は分からなくはないのです。
でも、あらゆる商品・サービスには、適正価格というものが必ずあります。「理由(わけ)あって安い!」といった売り言葉の、理由の部分が問題です。
楽天優勝記念セール77%OFFの価格詐称のようなものでなければよいのですが……。

設計単価は塗料の性能を保証するための価格です。でも結果が明らかになるのは、5年後、10年後のことになります。無理な値引き工事で後々を考えると、割り切れない思いは残ります。
手前どもの誠意は通じていると思われるだけに、なにか釈然としない気持です。ご縁がなかったと考えるしかないのでしょうね。