手抜き・格安塗装の実態(証拠写真)

ある事案の点検調査をしていたら、手抜き塗装の典型のような例がありました。ことに屋根は最悪の状態でした。


屋根の前回塗装は既に剥がれていました。肝心なプライマー処理がされていません。塗膜が薄すぎます。丸印が剥がれている箇所です。1回塗りの証拠写真です。


増築部、破風の状況。プライマー処理がされていない為、塗装が剥がれて来ています。
ベランダ床はクラックにコーキング処理をしてありますが、このような施工方法はありません。一時しのぎにしか過ぎません。ウレタン樹脂にてきちんとした防水工事が必要です。

手前どもからしてみれば信じがたいことですが、こんな手抜き塗装が現実に横行しているのですね。
やはり格安・激安塗装なんでしょうか、希釈率とかその他、手を抜こうと思えばいくらでもできますので。本当に3回塗りしていたら、こんな状態にはなりません。

でも、塗ったばかりの時は見分けがつきません。後になって分かることですから始末が悪い。そこが付け目なんでしょうが、まぁ他社のことなので実態は不明です。
異様な低価格には注意ぐらいしか言えません。こういう業者は必ず下請けを使いますし、下請けさんは人件費の安いアルバイトを使いますから、技術的に問題があるのかもしれません。

当社の施工事例(工程写真)をご覧になれば、技術力の差が分かります。もっとも、塗装の工程写真を公開しているところはほとんどないので、比較はできませんが。
社員が塗っているからこそ、公開できるのです。社員でなければ、工程途中で撮影はできません。