スタッフの町田です。
白幡のお祭りでの観覧者用の椅子を塗装しています。
今夏に向けて代表含め従業員一同となって作業しております。
意匠性を重視したデザインの建物です。この化粧柱は、鉄骨をベニヤ板で覆いモルタル仕上げしてあります。防水モルタルであっても、左官仕上げの状態で撥水機能はほとんどありません。防水シートも張ってないので、何らかの原因でクラックが生ずると浸水し、下地のベニヤ板が腐食します。
今回は、腐食したベニヤ板を交換し、樹脂モルタルにてのクラック補修。モルタルの質感を生かす塗装をいたしました。
このように、塗装だけでは対応できない事例がたくさんあります。高級な塗料を使ったから、耐久性があるという単純なものではないのです。
美観・撥水性も大事ですが、何よりも下地の補修・調整が建物の寿命を延ばすことになります。
化粧柱状況(モルタル)経年劣化によるカビ・藻等の発生が見られました。防水効果も期待出来ない為、浸水等が懸念されます。浸水が進みますと、下地のベニヤ板も腐食します。樹脂モルタルを塗り込む事からの塗装工程が大切です。
化粧柱状況(モルタル)カビの発生写真です。
化粧柱状況(モルタル)下地ベニヤ板の腐食が原因と思われる陥没が見られました。ここまでの破損では塗装工事だけで直す事は無理です。下地を造ってもらう為の大工工事が必要と判断致しました。
化粧柱状況(モルタル)経年劣化によるクラック(割れ・ヒビ等)の発生が見られました。コーキング処理では塞ぎきれないと考えております。樹脂モルタルを注入して割れを塞ぐ事がとても大切です。その後、塗装にて仕上げる事をお奨め致します。
化粧柱状況(モルタル)こちらの写真は、水はけの良くない箇所にカビ等が発生したものです。柱部にも防カビ・防藻効果に期待が持てる塗料選択が大切であると判断致しました。
化粧柱状況(モルタル)全体的なカビの発生写真です。
化粧柱(モルタル)陥没部分撤去完了。陥没したモルタルと腐食したベニヤを撤去致しました。
化粧柱(モルタル)下地作成完了。新規ベニヤにて下地を製作致しました。
化粧柱(モルタル)左官工事完了写真。
化粧柱(モルタル)クラック補修施工中。ミラクファンドKC-1000使用。
化粧柱(モルタル)クラック補修施工中。ミラクファンドKC-1000使用。
化粧柱(モルタル)下塗り施工中。ミラクファンドKC-1000使用。
化粧柱(モルタル)下塗り施工中。ミラクファンドKC-1000使用。
化粧柱(モルタル)プライマー施工中。水性ミラクシーラー・エコ使用。
化粧柱(モルタル)プライマー施工中。水性ミラクシーラーエコ使用。
化粧柱(モルタル)中塗り施工中。アートフレッシュ・AC-3010使用。
化粧柱(モルタル)上塗り施工中。アートフレッシュ・AC-3010使用。
この事例はオール遮熱塗装、つまり屋根に加えて外壁も遮熱塗装しています。
田口塗装では、昨今の猛暑対策として、以前より屋根遮熱塗装をお勧めしてきました。いまでは屋根の遮熱塗装を標準仕様としています。
しかし外壁の遮熱塗装を特にお勧めすることは、していません。夏の日射による室内気温への影響は、屋根と開口部すなわち窓からが大半です。
屋根と窓の遮熱対策は効果がありますが、外壁に遮熱塗装しても、さほどの効果は期待できないことが理由です。
このたびの事案は、写真でおわかりのように、日差しの当たる方角の開口部(窓)が、あまりないお宅です。この構造では、日射による外壁面の蓄熱が予想されますので、今回の外壁遮熱塗装ご提案となりました。
田口塗装は、案件の立地条件・構造等を総合的に勘案して、最適な塗装をご提案しています。
外壁高圧洗浄施工中
クラック部補修施工中。カチオンタイト使用
クラック補修部プライマー処理施工中。水性ミラクシーラー・エコ使用
外壁(モルタル)下塗り施工中。水性クールテクトサーフ使用
外壁(モルタル)中塗り施工中。水性クールテクトSi・CT-406使用
外壁(モルタル)上塗り施工中。水性クールテクトSi・CT-406使用
外壁遮熱塗装工事完了。使用材料は、建築用塗料で国内トップのエスケー化研様が、住宅外壁用に開発した遮熱塗料です。もちろん専用の下塗り材を使用しています。