遮熱リフォームのページができました

田口塗装は、一般住宅用の遮熱塗料を発売当初より採用しており、施工実績豊富です。ここ数年は屋根塗装工事の標準仕様を遮熱塗装にしています。

これから夏に向かって、省電力の必要性は喫緊の課題といえます。自ら省エネを心掛ける機運も高まっていることと思います。
福島原子力発電所は収束の見通しもまったく立たないままです。加えて円安の影響で輸入燃料の価格は高騰していて、電力料金が値上げされました。
政府・電力会社の責任を問うだけでは、なにも解決しない状況がいぜん続いています。7月には再度の値上げも予定され、家計に対するしわ寄せが心配されます。

同じ屋根塗装をするなら、遮熱効果が期待できる遮熱塗料を使うことで、いささかでも冷房の電力を節約できます。田口塗装はかねてより、屋根遮熱塗装を通じて節電生活に微力ながら尽くしてまいりました。
環境省「ヒートアイランド対策技術分野(建築物外皮による空調負荷低減等技術)」でも、屋根遮熱塗装と窓用遮熱フィルムは節電と環境対策に有効とされています。
一般塗料との価格差も小さいものですから、田口塗装では屋根遮熱塗装を、皆様にお勧めしています。

インターネット上では、さまざまな遮熱塗料に関する情報があります。しかしながら、多くは塗料メーカーのデータをそのまま採録しているように見受けられます。田口塗装も各メーカーの遮熱塗料を自社で暴露試験することはできません。
それでも、今までの遮熱塗装の経験は多少なりとも役立つことがあるのではないかと考え、当社ホームページサイトに「遮熱リフォーム」のページを作成しました。

メーカーパンフレットに頼らない、塗装現場からの意見としています。皆さまが省エネ・節電のために、遮熱リフォームを検討されるとき、また家の外壁塗装・屋根塗装の際にご参考になればと思います。

フル・リフォームに関して、お客様のご感想

外壁塗装と戸袋工事をはじめとした、フル・リフォームの事例です。手前どもが説明するよりも、お客様のお声でご紹介する方が伝わると思います。
この案件は相見積が他に3社でしたが、当社のご提案をお聞きになって、他社をお断りされたそうです。工事中は、当社社員による、作業工程の報告をたいへん喜んでいただきました。okyakusamanokoe
以下は、お客様が書いていらっしゃる、戸袋工事ビフォー・アフターの写真です。beforafter

ガルバリウム鋼板・カバー工法

長い間、塗装していない木製下地は腐食していて、塗装では対処できないことがあります。また塗装しても耐久性は保証できません。
当社では、そのような場合、ガルバリウム鋼板のカバー工法をお奨めしています。費用面からも、耐久性から見てもベストな選択だと考えます。
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ベランダ手摺下、破風状況。腐食が進んでいました。このままでの塗装は不可能と判断致します。防腐材を下塗りに使用し、その上からガルバリウム鋼鈑を巻き込む、カバー工法をお奨め致します。
02木製ボーダー、下地調整施工中。マジックロン使用。
03破風、下地調整施工中。マジックロン使用。
04木製ボーダー、下塗り施工中。カチオン型樹脂ケンエースGⅡ使用。
05破風、下塗り施工中。カチオン型樹脂ケンエースGⅡ使用。06
破風、カバー工法施工中。ガルバリウム鋼板使用。07木製ボーダー、カバー工法完了。ガルバリウム鋼板使用。08窓枠、カバー工法完了。ガルバリウム鋼板使用。

窯業系サイディング外壁の塗装

窯業系サイディング外壁塗装の現地調査点検時に、前回塗装の不備が見つかりました。最初サイディングの浮きだと思われたのですが、大手塗料メーカー様に点検写真を送って確認したところ、塗料の選択ミスのためサイディング自体が劣化、膨張したことが判明しました。

サイディングボードの塗り替えについて、塗料メーカーは単層弾性等の厚塗り塗材は不適当としています。理由は厚塗りによる蓄熱効果で、断熱性下地であるサイディング外壁の内部温度が高くなるためです。
温度上昇により塗膜が軟化して、中に含まれる水分が急激に水蒸気となります。水蒸気の圧力は塗膜の膨れ、剥がれの原因となり、その結果サイディング内部に水分が浸透するのです。(塗料メーカーからの回答より)

結局、サイディングは一部を張り替えました。塗料の選択を誤ったため、サイディング交換という事態を招いた事例です。故意なのか塗料に対する知識が不足していたのか、他社のことなので経緯は分かりません。

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サイディングの浮きが見られます。
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塗膜剥離も見られます。原因として考えられるのは、前回塗装工事時にプライマー処理が行われていない事です。上塗り施工も1層しか塗られていません。
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金物コーナーがあるにもかかわらず、水性系塗料を塗る事は当社としては考えられないことです。
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別な個所の塗膜剥離状況です。
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やはり、サイディング内側にカビの発生がありました。

金物コーナーがあるにも関わらず、水性塗料を塗ること。プライマー処理が行われていない、上塗り施工も1回など、前回塗装は当社の標準施工からは考えられない、ずさんな塗装工事でした。しかし、こういった下塗り工程を省くことは多く見られます。上塗りしてしまえば分からないからです。
塗装は表面を塗り隠す作業ともいえますから、手抜きしても一見わかり難いものです。そのため家へのダメージが、長期間にわたり進行することになります。本来家を守るための塗装が、家を傷める結果になったのです。格安塗装あるいは手抜き塗装の被害といえるでしょう。