住友不動産「新築そっくりさん」と競合、不成約になったリフォーム

「新築そっくりさん(住友不動産)」様と競り合って負けた案件です。奥様は手前どもに頼みたかったそうですが、旦那様とご意見が合わず、住友不動産様に決まりました。
旦那様とは直接お会いできないまま、お見積りもプレゼンテーションも、もっぱら奥様にだけでした。その辺が敗因でしょうか。

なにしろ全国規模の不動産屋さんですから、営業力、広告投下量・販促ツールは私たち施工会社の比ではありません。全社員営業職(大会社)と全社員職人(中小企業)、その差でもあるのでしょう。
技術を持つ専門職が直接、ご要望にきめ細かく対応する、私どもの誠意は伝わったと思いますので、次回に期待します。

不動産屋さんは中古物件を売買する時に、リフォームを頼まれることがあるため、下請け施工会社の手配はできます。「新築そっくりさん」は、そこから始めたリフォーム業のようです。
でも下請けに丸投げで現場管理はしないので、一式いくらのパッケージ料金となります。担当は営業職ですから、建物の現況に応じた積算をする技術がなく、完全定価制(=どんぶり勘定)になるのです。


お客様から粋な贈り物です

お客様から小包が届きました。開けてみるとブドウの実がぎっしりと入っています。ブドウの葉とお手紙をそえて、外壁塗装施工事例122のお客様でした。

ベランダ廻りの植栽(ブドウ、アケビなど)を、とても大切にされている方でした。
外壁塗装の際、その木を伐採せずに養生して、工事終了後に復元したことを思い出しました。
幸いにブドウの木は元気だったようです。このことをたいへん喜んでいただいて、秋に、たわわに実ったブドウをお裾分け下さったわけです。
涙ぐんでしまいました。思いがけない贈り物、嬉しいお心遣い、粋なお計らいです……。

こちらのお客様は、3件の塗装業者から相見積もりを取っていらっしゃいました。ブドウの木の話をしたところ、当社以外の業者さんはすべて、伐採しなければできないとの返事だったそうです。
私たちはそんなに大事な木なら、できるだけのことをしたいと、伐採せずに塗装することにいたしました。お客様のお気持ちを考えれば、多少の作業性の悪さなんて問題になりません。養生も、長い間ビニールを被せていると木が枯れてしまいますから、布で覆いました。

私たちは、ただお客様のご要望に従って、自分の仕事に真剣に取り組んだだけですが、お客様が答を出してくださいました。今後の励みになる一房のブドウは、格別の味がします。

ウッドテラスを樹脂製に交換

このウッドテラスは、新築時に設置したものです。ところが、なんとわずか9年で、奥様が床を踏み抜いてしまいました。気づかないうちに腐食が進んでいたのです。

裏庭の湿気が多いところへ木製テラスを設置したのに、素木のままで塗装はしていません。特にメンテナンスのアドバイスもなかったようです。丸太と違い、製材した木は吸水性が高くなります。
ウッドテラス(ウッドデッキ)は自然素材の上、輸入木材では日本の風土に合いません。常に塗装等のメンテナンスを心がけないと、簡単に腐食します。シロアリの被害も心配です。
気分だけのナチュラル志向ではなく、DIYの意識を持って手入されることをお勧めしたいものです。

ウッドテラスの点検をしています。


樹脂製に交換をお薦めしました。


樹脂製のものに交換しました。


見た目はほとんど木製と変わりません。


これでシロアリの危険もなくなりました。

手抜き・格安塗装の実態(証拠写真)

ある事案の点検調査をしていたら、手抜き塗装の典型のような例がありました。ことに屋根は最悪の状態でした。


屋根の前回塗装は既に剥がれていました。肝心なプライマー処理がされていません。塗膜が薄すぎます。丸印が剥がれている箇所です。1回塗りの証拠写真です。


増築部、破風の状況。プライマー処理がされていない為、塗装が剥がれて来ています。
ベランダ床はクラックにコーキング処理をしてありますが、このような施工方法はありません。一時しのぎにしか過ぎません。ウレタン樹脂にてきちんとした防水工事が必要です。

手前どもからしてみれば信じがたいことですが、こんな手抜き塗装が現実に横行しているのですね。
やはり格安・激安塗装なんでしょうか、希釈率とかその他、手を抜こうと思えばいくらでもできますので。本当に3回塗りしていたら、こんな状態にはなりません。

でも、塗ったばかりの時は見分けがつきません。後になって分かることですから始末が悪い。そこが付け目なんでしょうが、まぁ他社のことなので実態は不明です。
異様な低価格には注意ぐらいしか言えません。こういう業者は必ず下請けを使いますし、下請けさんは人件費の安いアルバイトを使いますから、技術的に問題があるのかもしれません。

当社の施工事例(工程写真)をご覧になれば、技術力の差が分かります。もっとも、塗装の工程写真を公開しているところはほとんどないので、比較はできませんが。
社員が塗っているからこそ、公開できるのです。社員でなければ、工程途中で撮影はできません。

お客様から初めてのクレームです

お客様のお声でクレームがありました。通常のお客様の声ページでは説明できないので、ブログに掲載します。
クレームの内容は、塗装工事価格面と工事最後の点検・清掃に関するものです。


予想以上に工事価格が高かったとのご指摘です。予算より高くなったのは、点検した結果モルタル外壁のクラックがひどく、処理する為にセメントフィラーが必要だった事が原因でした。
モルタル仕上げはヒビが入りやすいもので、クラックの補修が必ず必要なのですが、お客様にこのことをご理解いただくのはなかなか困難なことです。


最後の清掃時に、窓廻りに多少の塗装の汚れを指摘されました。今後スタッフ共々このような事が無い様に、チェックを徹底していきたいと思います。
また、足場業者の忘れ物は厳重に注意をします。弊社スタッフの詰めの甘さが出た結果だと自覚しています。


価格および工事後の点検についてご指摘を受けましたが、調査・見積り時のご説明と社員の現場での対応については、よい評価をいただけたようで安心しました。
このたびのご指摘を糧として、さらに満足していただけるよう、気持ちを新たに取り組みたいと存じます。